2013年11月1日金曜日

仏陀の足跡を辿る旅始るる

緊急速報

先日俺がトランジットで滞在していたPATNAという町で爆破テロが発生し、5人が死んだもよう。危なかったぜ。

と、いかにも後ちょっとで死ぬとこだった、皆俺を心配してくれ構ってくれみたいな書き方をしてみたが、実際は政治化の演説広場で起きた爆破事件。

いくら同じ町の同時系列で起きた事件とはいえ、俺はトランジットで滞在していただけなんだから、そんな集会広場に政治家の演説を聞きに行くはずはない。近いようでとても遠いところで起きた事件でした。

インドに入って2ヶ月が過ぎてしまった。。。。こんな汚くてうざい国はとっとと周って早く出てやろうと思っていたのだが、まだいる俺

なんの予定も無くとりあえずデリーに来てみて、右も左もわからず上と下はわかったので友達の案に乗っかってラジャスターン地区を2週間かけて周る。その間に北インドの最終目的地をダージリンと定めた

ダージリンは昔からの憧れの地だ。なぜならまだ俺が日本にいるころ、紅茶ファンだった俺はダージリンから紅茶を取り寄せては、毎日読書のお供にしていたからだ。近くまで来たら立ち寄ってみたいと思うのは至極当然の事である

しかしである、仏陀縁の地に来た俺はCさん(プライバシー保護のため伏字で)からある義務を課せられ、真っ直ぐダージリンに向かうことができなくなってしまったのである

その義務というのが仏陀の足跡を一つ残らず追って来いと言う指令

なぜ宗教に興味ない俺がそんな事をしなくてはいけなくなったかというと、下のメールのやり取りを見て欲しい

 思い出すだけでも恐ろしい

ことの発端は俺がブッダガヤ周辺の見所を尋ねたところ、とても丁寧で長い案内のメールが帰ってきた。恐らくIpadを使って返信をしてきたので、作成するのに1時間近くはかかったのではないだろうか?

しかし、どこもアクセスが少々困難だったために、面倒くさいと返信したところ、Cさんにブチ切れられたのである。人の苦労を面倒くさいの一言で一蹴しやがって!!おどれは何様じゃーーー!!と、心の声が聞こえてきたわけです

それでついうっかり「全て訪れさせていただきます!!丁寧なご案内とても心に染み入りました!!」 と、返信してしまったのである

そんなわけでブッダガヤ一日目

リキシャから降りた瞬間に俺に話しかけてきたラビ。最初はうざいコミッションボーイかと思って相手にしなかったのだが、結局滞在中は彼の世話になりっぱなしで、唯一この町で信用できるインド人だと後で気がついた

宿はラビの家族が経営しているところに連れて行ってもらい、広くてホットシャワー、部屋まで届くWIFIつきで一泊300ルピー。他にも200ルピーで新築の綺麗なゲストハウスもあったんだけど、ラビの宿には窓が着いていて、昼間は光が差し込むと言うのが決め手になった *ブッダガヤの宿相場は安いです

ブッダガヤは仏陀が覚りを開いた場所として有名で、町のナントカテンプルにはその時仏陀が木の下で瞑想に耽った菩提樹という木が未だに祀られている。

他にも郊外には、仏陀が覚りを開こうとして失敗した洞窟や、そのあと弱った仏陀に粥を与えて助けたスジャータ村など、いくつかの縁の地が存在するが、これらはあまり観光向けではない

次の日早速菩提樹の祀られているナントカテンプルに行ってみた

入場料は掛からないが、カメラを持ち込むのに100ルピーほど必要だ




 これがナントカテンプルでこの建物の後ろに菩提樹が祀られている



理解できないのは、なぜこんな由緒ある木のまん前にテンプルを建ててしまったのだろうか?何の意味があるの?
むしろ木から光を奪って成長を阻害しているようにしか見えませんが。。。。だから宗教って嫌い

おおかた木だけじゃ今一ありがたみが伝わないから、とりあえずなんか立派なもんでも目の前に建ててみるかってところじゃないか

 残念な気持ちで寺院を出た後は昼食をとり、町のあちこちにある世界の寺院をまわる。ブッダガヤには世界各国(大体が仏教国の)寺がある。中国寺 ベトナム寺 みたいな感じで町中にあるので、歩いてれば自然と目に入ってくる

もちろん日本寺もある。とくに面白いこともないので詳しくは触れないが、一つだけ書くとしたら、ここには寄付で集められた日本の書物を読める図書館があって、そこに村上春樹の本が大量に展示されてたのが良かった

そしてやはりこの町もうざい

俺が寺めぐりをしなが町をぶらついていたら、自称学生と言う2人のインド人が俺の後をついてきてガイドを始めた

もちろん金目当てなのは分かっていたが、放っておいた。口論になったときに武器として使えるので、一応ガイドは必要ない旨は伝えたが、暇だから気にするなとの事だった

それなりに役には立ったがやはりいつまでも後をついて来られるのもうざいので、今一度ガイドは必要ないことと、金を払う気は毛頭ないと伝えた

すると彼らは「俺たちは学生で金を稼ぐ手段がない。俺は学校を卒業したらプロのガイドになりたいがそれには準備金が必要なんだ。だからこうして自分達の町をガイドして毎日こつこつお金を溜めてる。少なくとも俺たちは3時間近くあなたに時間を割いたんだから、それ相応の賃金を支払うのはあたりまえの事です」と、割と丁寧に話してくる。喋り方は丁寧であっても、よくよく内容を精査すると暴力的である

そこで俺もいつもとは違い紳士的に答えた「OK 確かにガイドしてもらったらガイド料を支払うのは当然だと思う。だけど俺は最初にガイドは必要ないと伝えたけど、どうかな?」

「でも俺たちは実際に3時間も時間をさきあなたをガイドしました、だからその分は頂きたいのですが」

「断る。少なくともガイドしてお金を相手に請求するなら前もって言う必要がある。勝手に人の後をつけまわして好き勝手に喋って最後にガイド料を請求するのは実にアンフェアだ。金が欲しいなら前もって言うべきだった。」

「でも俺たちは実際にあなたに3時間割いた」と、都合の悪いとこは聞かなかったことにして話を振り出しに戻す。いくら紳士ぶってもやはりこいつらはそこら辺のインド人と変わらない

飽きれて無視して歩くが、後ろから喋りながらついて来る

「俺は帰るからついて来るな、金は払わない。あまり俺を怒らすなよ」と、警告すると「どうしても払いたくないならOKだ、でも宿までは送るよ」

なにをたくらんでるかわからないのでもちろん断るが、後をついて来る。こいつらに宿の場所を教えるのも嫌なので振り切る方法を考える

何回かついて来ない様に警告したが、なんだかんだ言い訳をしながらついて来るので、俺は宿の近くの人気のない空き地に早歩きで向い始めた

「おい 何処行くんだ?そっちに宿はないぞ」「お前らに宿の場所を教えた覚えはない!!それに俺が何処に行こうが関係ないだろう、ついてくるな!!」

「そりゃそうだけど、そっちには空き地があるだけだぞ」 俺「・・・・・」無視して歩き出す

人気がなくなってきた状態で背中を見せて歩くわけにもいかないので、Itouchのバックカメラで2人の様子をディスプレイで確認しながら歩く

2人はヒンドゥー語で何か相談してるが、どうやら不穏な空気を感じ取ったようで2人とも不安そうな顔をしている

そのまま歩き続けると、2人は立ち止まり、そのまま来た道を引き返していった

これでいいのだ

そのままついて来たら、腹を数発殴って首絞めて落としてやろうかと思ったけど、こちらのたくらみを敏感に感じ取ったのか、そうそうに去っていった

俺もできれば穏便に済ませたかったので、いなくなってくれて助かった・・・・・

あああああああインド うざっ!!!!





 

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