奴が言った50ルピーよこせの意味が分からなかった
そもそもホテルからホテルの移動だからフリーという話だったはずである
俺はバイクの後ろにまたがりながら相当イラついた態度でこのバカ男の要求を拒否した
男は英語が喋れないのかただ頑なに50 50 と繰り返し、俺はそれに合わせてNO NOと繰り返す
こんなやり取りが何度か行われた後、俺を後ろに乗せたバイクは男の雄たけびと共に急にスピードを上げだした
地面のコンクリートが少しずつ溶け出して、やがてただの灰色の絨毯になると今度はグラグラと揺れだした。バカ男が蛇行運転を始めたのだ
嫌がらせのつもりだろうか?こんな事をして本当に金を払ってもらえると思ってるのだろうか?それは大間違いだ。少なくとも俺相手に
俺は後ろから大きな声で止める様に警告した。いつもアレをやる前は必ず警告することにしている。それは俺のインド人に対する大いなる優しさと愛である。しかし、大抵はその警告も意味をなさない
男は俺の忠告を無視してますますスピードを上げだした。こうなったらしょうがない・・・
俺は体を支えるためにバイクの後ろで体を支えてた右手を慎重に外し、男の首もとにそっとまわした。ちょうど恋人同士のカップルの男性が後ろから女性を優しく抱きしめるように
そして蛇がゆっくり呼吸しながら絞め上げるように、俺は男の首を右腕で絞め上げながら左手で外れないようにロックした。俺はプロレスはあまり詳しくないが多分これはチョークスリーパーという技だろう
一度かけるとどんなに体格差があってもまず外すのは不可能。ただ動いてる相手にかけるのは困難を極め実戦向きではない。しかし、今回の場合敵は無防備に近い
後ろからいきなり頭ぶん殴って猛スピードのままずっこけられるより、少しずつ絞め上げて停止してから息の根を止められるこっちの技の方に分がある
ゆっくり締め上げながら止める様に警告すると、男は喘息患者の様に声にならない悲鳴を上げて目に一杯涙を溜めている。そりゃそうだろう、これだけきつく絞めれば声はでまい
バイクは少しずつ速度を緩め、やがて停止した
しかし、俺のイライラはまだ納まらない
バイクが止まっても俺はそのまま絞上げる力を強めていった。落とすつもりだった
しかし、遠くの方でインド人ファミリーの視線を感じる。警察を呼ばれるのも面倒なので離してやり、その代わりバイクを数発思いっきり蹴飛ばしてやった
すると男はマンガのような悲鳴を上げてそのままバイクで逃げ去っていったので、後ろから汚い日本語で怒鳴り散らしたら、周りのインド人がドン引き。。。。これぞインド人もビックリというやつだ
俺がブッダガヤの次に訪れたのが70キロ離れたラージギルという町
ここも仏陀縁の小さな町で、町の中心地には竹林精舎、町から7キロ離れた郊外には多宝山といって仏陀が何かした山と、その更に上の山には日本の日蓮系が建てた寺などがあり、今ではこの町の観光資源となっている
俺が最初に訪れたのは町の中心地にある竹林精舎
竹林精舎とは、迦蘭陀(カランダ)長者が所有していた竹園で、当初は尼犍子(ジャイナ教)に与えていたが、長者が仏に帰依したことでこれを仏教の僧園として奉じ、頻婆娑羅(ビンビサーラ)王が伽藍を建立したといわれる。天竺五精舎(天竺五山とも)の一つ。WIKIより
読んだところで何のこっちゃか意味が分からなかったが、そういう事らしい
驚いたのが外国人は入場料100ルピーもかかるのに、見事に何も無い
上の写真を見て欲しい、これでも一生懸命いい写真を撮ろうと努力したのに、ただのハタと竹・・・ハタと竹って・・・お子様ランチじゃないんだから
一体この精舎で何を見たらいいのか、何を理解すればいいのか、わからぬまま後にする羽目になったのである
誰か教えて欲しい、この精舎の価値や意味といったものを
次に向かったのが多宝山と呼ばれている場所
ここからは7キロでちょっと遠いんだけど、戦う爽やかリッチパッカーとしては、常にトレーニングを怠らない努力が必要だと思ったので歩いて向う事にした
一応こういう乗り物もあります
山に向い歩き出すと、少しずつ路肩からみやげ物屋やレストランが減っていき、やがて人の往来が全くなくなる何もない林道へと変わっていく
たまに通るのは工事用の車両かバスくらい。または観光客を乗せた上の写真の乗り物
俺がもくもくと歩いていると前から頭悪そうなインド人が両手なし運転で歌いながらこっちの方に向ってくる
距離が近づき俺の存在に気づくと、両手を叩きながら「こーりあん こーりあん」と大きな声でにやにやしながらこっちの方にチャリを走らせてくる
明らかにバカにしている。俺をバカにしてるのか韓国人を馬鹿にしているのかは知らないけど非常にイラつく。顔がムカつく
そのまま手を叩きながら俺の横を通過した瞬間に軽く馬鹿の乗ったチャリに体当たりをかまして見た
すると次の瞬間後ろの方から派手な音が聞こえてきた
見事なまでにずっこけてアスファルトの地面に車に潰された蛙のようにひっくり返っていたのだ
まだ気がおさまらなかった俺は、腰に入れてあるナイフを引き抜いて刃先をちらちら見せながらゆっくりとバカ男に近づいていった
もちろん刺す気なんてさらさら無い。ちょっと脅かしてやろうと思っただけだし、逆上したらナイフを持ってない方の手でお仕置きすれば言いだけの話である。これはただの遊びだ、勘違いしないでほしい
男はナイフを見るなり顔色を変えて、前日のバカインド人同様慌ててひっくり返ってるチャリを起こして一目散に逃げていった
なんかスッキリした
なぜか田舎ではこういう馬鹿が多い
いちいち相手にする俺も愚かだが、こうやって本気で切れる前にストレスを解消していかないと、近いうちに強制送還になりかねない
最近の日記ではインド人をしばいてる内容が多いが、決してインド人がこんなやつばかりというわけではない
実際電車の中だったり、街で道聞いたりするインド人は皆親切で人懐っこい。逆に向こうから話しかけてくる奴は基本的にはろくでもない奴が殆ど
でも、こんなうざい旅ももうすぐ終わる。だって次はダージリンなんだから!! 長かった 涙
これは多宝山の頂上にある仏陀が何かしたところ。ぐたぐたでごめんよ。でも本当に興味がないんです こういうの
ここは仏陀が仏陀と呼ばれる前に覚りを開こうとして失敗した洞窟
中はサウナのように蒸し暑く、中に入るといきなり寄付を請求される
それでは次は紅茶の里ダージリンで!!
そもそもホテルからホテルの移動だからフリーという話だったはずである
俺はバイクの後ろにまたがりながら相当イラついた態度でこのバカ男の要求を拒否した
男は英語が喋れないのかただ頑なに50 50 と繰り返し、俺はそれに合わせてNO NOと繰り返す
こんなやり取りが何度か行われた後、俺を後ろに乗せたバイクは男の雄たけびと共に急にスピードを上げだした
地面のコンクリートが少しずつ溶け出して、やがてただの灰色の絨毯になると今度はグラグラと揺れだした。バカ男が蛇行運転を始めたのだ
嫌がらせのつもりだろうか?こんな事をして本当に金を払ってもらえると思ってるのだろうか?それは大間違いだ。少なくとも俺相手に
俺は後ろから大きな声で止める様に警告した。いつもアレをやる前は必ず警告することにしている。それは俺のインド人に対する大いなる優しさと愛である。しかし、大抵はその警告も意味をなさない
男は俺の忠告を無視してますますスピードを上げだした。こうなったらしょうがない・・・
俺は体を支えるためにバイクの後ろで体を支えてた右手を慎重に外し、男の首もとにそっとまわした。ちょうど恋人同士のカップルの男性が後ろから女性を優しく抱きしめるように
そして蛇がゆっくり呼吸しながら絞め上げるように、俺は男の首を右腕で絞め上げながら左手で外れないようにロックした。俺はプロレスはあまり詳しくないが多分これはチョークスリーパーという技だろう
一度かけるとどんなに体格差があってもまず外すのは不可能。ただ動いてる相手にかけるのは困難を極め実戦向きではない。しかし、今回の場合敵は無防備に近い
後ろからいきなり頭ぶん殴って猛スピードのままずっこけられるより、少しずつ絞め上げて停止してから息の根を止められるこっちの技の方に分がある
ゆっくり締め上げながら止める様に警告すると、男は喘息患者の様に声にならない悲鳴を上げて目に一杯涙を溜めている。そりゃそうだろう、これだけきつく絞めれば声はでまい
バイクは少しずつ速度を緩め、やがて停止した
しかし、俺のイライラはまだ納まらない
バイクが止まっても俺はそのまま絞上げる力を強めていった。落とすつもりだった
しかし、遠くの方でインド人ファミリーの視線を感じる。警察を呼ばれるのも面倒なので離してやり、その代わりバイクを数発思いっきり蹴飛ばしてやった
すると男はマンガのような悲鳴を上げてそのままバイクで逃げ去っていったので、後ろから汚い日本語で怒鳴り散らしたら、周りのインド人がドン引き。。。。これぞインド人もビックリというやつだ
ここも仏陀縁の小さな町で、町の中心地には竹林精舎、町から7キロ離れた郊外には多宝山といって仏陀が何かした山と、その更に上の山には日本の日蓮系が建てた寺などがあり、今ではこの町の観光資源となっている
俺が最初に訪れたのは町の中心地にある竹林精舎
竹林精舎とは、迦蘭陀(カランダ)長者が所有していた竹園で、当初は尼犍子(ジャイナ教)に与えていたが、長者が仏に帰依したことでこれを仏教の僧園として奉じ、頻婆娑羅(ビンビサーラ)王が伽藍を建立したといわれる。天竺五精舎(天竺五山とも)の一つ。WIKIより
読んだところで何のこっちゃか意味が分からなかったが、そういう事らしい
驚いたのが外国人は入場料100ルピーもかかるのに、見事に何も無い
上の写真を見て欲しい、これでも一生懸命いい写真を撮ろうと努力したのに、ただのハタと竹・・・ハタと竹って・・・お子様ランチじゃないんだから
一体この精舎で何を見たらいいのか、何を理解すればいいのか、わからぬまま後にする羽目になったのである
誰か教えて欲しい、この精舎の価値や意味といったものを
次に向かったのが多宝山と呼ばれている場所
ここからは7キロでちょっと遠いんだけど、戦う爽やかリッチパッカーとしては、常にトレーニングを怠らない努力が必要だと思ったので歩いて向う事にした
一応こういう乗り物もあります
山に向い歩き出すと、少しずつ路肩からみやげ物屋やレストランが減っていき、やがて人の往来が全くなくなる何もない林道へと変わっていく
たまに通るのは工事用の車両かバスくらい。または観光客を乗せた上の写真の乗り物
俺がもくもくと歩いていると前から頭悪そうなインド人が両手なし運転で歌いながらこっちの方に向ってくる
距離が近づき俺の存在に気づくと、両手を叩きながら「こーりあん こーりあん」と大きな声でにやにやしながらこっちの方にチャリを走らせてくる
明らかにバカにしている。俺をバカにしてるのか韓国人を馬鹿にしているのかは知らないけど非常にイラつく。顔がムカつく
そのまま手を叩きながら俺の横を通過した瞬間に軽く馬鹿の乗ったチャリに体当たりをかまして見た
すると次の瞬間後ろの方から派手な音が聞こえてきた
見事なまでにずっこけてアスファルトの地面に車に潰された蛙のようにひっくり返っていたのだ
まだ気がおさまらなかった俺は、腰に入れてあるナイフを引き抜いて刃先をちらちら見せながらゆっくりとバカ男に近づいていった
もちろん刺す気なんてさらさら無い。ちょっと脅かしてやろうと思っただけだし、逆上したらナイフを持ってない方の手でお仕置きすれば言いだけの話である。これはただの遊びだ、勘違いしないでほしい
男はナイフを見るなり顔色を変えて、前日のバカインド人同様慌ててひっくり返ってるチャリを起こして一目散に逃げていった
なんかスッキリした
なぜか田舎ではこういう馬鹿が多い
いちいち相手にする俺も愚かだが、こうやって本気で切れる前にストレスを解消していかないと、近いうちに強制送還になりかねない
最近の日記ではインド人をしばいてる内容が多いが、決してインド人がこんなやつばかりというわけではない
実際電車の中だったり、街で道聞いたりするインド人は皆親切で人懐っこい。逆に向こうから話しかけてくる奴は基本的にはろくでもない奴が殆ど
でも、こんなうざい旅ももうすぐ終わる。だって次はダージリンなんだから!! 長かった 涙
これは多宝山の頂上にある仏陀が何かしたところ。ぐたぐたでごめんよ。でも本当に興味がないんです こういうの
ここは仏陀が仏陀と呼ばれる前に覚りを開こうとして失敗した洞窟
中はサウナのように蒸し暑く、中に入るといきなり寄付を請求される
それでは次は紅茶の里ダージリンで!!
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